学びを止めるな!

閃きを求め情報収集す金が欲しけりゃ歩み止めるな

年相応

お題「今日の出来事」

今日は絶好の散髪日和。
空気はひんやりしてるが暖かい陽射しが淋しくなるであろう部分を包んでくれるはずだと、窓の外をレースカーテン越しに一瞥し、エンジンスターターに手を伸ばす。
愛車に乗り込むと自分がパーカーを着ていることに気付いてしまった。
…理容師さん、あんまりパーカー着て理容室に来て欲しくないって記事、前にどこかで見たよなぁ…
さぁ、進もう。右足はアクセルを踏み込んだ。今日担当してくれるであろう理容師さん、ごめんよ。

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安くて早い時代。
待ち時間はあまりなさそう。
どっちの理容師さんだい、あたいのパーカーに気持ちを歪めるのは。金髪で高須クリニック院長似の中年理容師か、マーブルヘアーをポニーテールにして、まるぶちメガネのよく似合う姉さん理容師か。
「お待たせしました〜どうぞ〜」
黄色い声、マーブル姐だな。
結果、パーカーを気にも留めないスムーズな動き。考えすぎたみたい、くたびれもうけだよ!
しかし最近「すいてもよろしいでしょうか?」って問われるがそんなに薄くなってるのか。髪を切ろうが伸ばそうが淋しくなってるのか。自覚はあるがもう少し踏ん張れ。この顔がもう少し老けるまで。
外に出るとさっきまでの暖かい陽射しが身を潜め、雪がパラパラと飛んでる。肌に触れるか否かで消滅しそうな小粒の雪。
首筋がチクッ
帰って暖かい風呂に入らなきゃ。